技術コラムCOLUMN
パーマロイの特性について
ここではパーマロイの特性について紹介します。また、メーカーや製造ロットによる磁気特性の差についても紹介します。
●PBの特性と実績値について
PBの成分はニッケルが45~48%、残りが鉄(Fe)です。
密度は8.25(g/cm³)です。
磁気特性については、初比透磁率(μi)が3,000以上、最大透磁率(μm)は30,000以上、保磁力(Hc)は16 (A/m)以下、飽和磁束密度(B800)は1.4(T)以上となっています。
硬さはハード材(H材)でHv200~250、アニール材(A材)でHv120~160となっています。
初比透磁率(μi)の規格値は3,000以上ですが、メーカーや製造ロットにより実績値は規格値よりさらに大きくクリアしており、場合によっては5,000~10,000以上という実績値になっています。

●PCの特性と実績値について
PC成分はニッケル(Ni)が78~80%で、モリブデン(Mo)が4~5.5%、銅(Cu)が3.5%で残りが鉄(Fe)です。メーカーによって銅が含まれない材料もあります。
密度は8.77 (g/cm³)です。
磁気特性については、初比透磁率(μi)が30,000以上、最大透磁率(μm)は100,000以上、保磁力(Hc)は2(A/m)以下、飽和磁束密度(B800)は0.65(T)以上となっています。
硬さはハード材(H材)でHv290~350、アニール材(A材)でHv140~170となっています。
初比透磁率(μi)の規格値は30,000以上ですが、メーカーや製造ロットにより実績値は規格値よりさらに大きくクリアしており、場合によっては50,000~100,000以上という実績値になっています。
このようにパーマロイの透磁率は規格値より実績値が大きくクリアしているのも特徴です。
