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技術コラム集

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技術コラムCOLUMN

金属抵抗材料(ニッケル合金)を選ぶ際のポイントについて

抵抗体に使用される金属には様々な種類があり、それぞれ特性が異なります。
こちらでは、金属抵抗材料を選ぶ際のポイントや材料特性を考える際に押さえておきたいポイントをご紹介いたしますので、選択する際の参考にしてください。
ニッケル合金の総合メーカー株式会社光栄は、様々なニッケル合金の販売を行っております。お客様のご要望に合わせたご提案も行っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

金属抵抗材料を選ぶ際のポイント

金属抵抗材料は非常に種類が豊富なため、どれを選んだら良いのか悩むことも多いでしょう。
しかし、使用する金属材料は製品の性能を左右する大切な要素です。材料に何を求めるのかを明確にしたうえで選択しましょう。金属材料を選ぶ際のポイントは以下の3つです。

抵抗材料の種類は?
  • 使用する製品で十分な性能を発揮できる材料か→体積抵抗率
  • 使用温度で性能を満たす材料か→抵抗温度係数
  • 使用温度で材料の特性が失われないか→耐熱性(使用温度域)
  • 使用環境での腐食は大丈夫か→耐食性

様々な金属がある中で、どんな性能を求めるのかを踏まえたうえで金属抵抗材料を選ぶ事をお勧めいたします。
また、どのような金属抵抗材料でも環境によって劣化することがあります。材料の特性を生かしながらも、最終的な要求に合った材料を選択することが大切です。

材料特性を考える際に押さえておきたいこと

抵抗材料を選ぶ際は、その材質の特性を理解しておく必要があります。材料特性を考える際に、以下のポイントを押さえておきましょう。

材料特性を考える際に押さえておきたいこと
  • 1 体積抵抗率(Ω・cm)

    体積抵抗率は金属固有の絶対値になります。
    物体に電気が流れた時に発生する電気抵抗(単位:Ω)を単位体積(㎤)当たりで示した値の事をいいます。

  • 2 抵抗温度係数

    抵抗温度係数は温度変化に対する抵抗値の変化の割合になります。
    物質の抵抗は長さや断面積によっても変わりますが温度によっても変化します。
    また、一般的に金属抵抗体は温度上昇とともに増加する傾向にあります。
    使用される温度で抵抗値に影響が少ない材料を選ぶ必要があります。

  • 3 耐熱性(使用温度域)

    抵抗材料は組成によって使用温度域(耐熱性)が変わります。
    体積抵抗率、抵抗温度係数がマッチングしていても温度帯によっては安定的に使用出来ないこともあります。
    使用温度条件をご確認ください。

  • 4 耐食性

    腐食は環境的影響が大きい劣化現象です。
    温度や湿度などによって進行具合は異なりますが、使用環境が予想できる場合は、あらかじめ腐食対策として塗装などの表面処理を施す事が大切です。
    特に金属抵抗材料は腐食しやすい組成のものが多いので注意が必要です。

抵抗材料を比較するなら圧延製造・販売を行っている株式会社光栄へ

抵抗材料を比較するなら、ニッケル合金の総合メーカーとして圧延製造・販売を行っている株式会社光栄へご相談ください。金属材料を選択する際は、材料の特性をふまえたうえで求める性能に満たしたものを選ぶことが大切です。
株式会社光栄は、長年にわたる加工技術の研究と開発、材料の応用に関する研究を重ねると共に、協力工場のネットワーク化にも取り組んでまいりました。試作から量産までご要望にお応えする事が可能です。抵抗材料の圧延製造・販売は、株式会社光栄へお任せください。

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